婚活がなぜこんなに難しいのか

婚活をしていると、多くの人が一度はこう思うはずです。

「なんで婚活って、こんなに難しいんだろう」

僕自身、1年半ほど婚活をしていましたが、途中で何度もそう感じました。仕事のように努力すれば結果が出るわけでもなく、かといって何もしなければ進まない。うまく進んでいるのか、間違っているのかもよくわからない。

今回は、婚活がなぜこんなに難しいのかについて、僕が思うところをお話しします。

結論から言うと、一番の理由は「正解がない」ことだと思っています。そこに加えて、現代特有の事情がいくつも重なって、婚活はさらに難しくなっています。

目次

① 結婚相手選びには絶対的な正解がない

婚活が難しい一番の理由は、正解がないことだと思います。

人によって、どういう人と結婚したいかは違います。何を優先するのかも違います。だから「こういう人と結婚したら正解です」という絶対的な基準は存在しません。

これが受験や資格試験と決定的に違うところです。試験なら、合格ラインという明確なゴールがあり、そこに向かって勉強すればいい。でも婚活には、そのゴールが用意されていません。

自分で基準を決めて、まずは活動するしかない。しかもその基準が正しいのかどうかも、活動してみないとわからない。

ここがまず難しいポイントです。

② 判断基準が感覚値でしかない

さらに難しいのは、基準を決めたとしても、その人が自分の基準を満たしているかどうかを判断するのが簡単ではないという点です。

例えば、見た目の好みは数値化できません。「この人の雰囲気が好き」「なんとなく惹かれる」という感覚はありますが、それを点数で正確に測ることはできないですよね。

性格も同じです。「波長が合う」「一緒にいて楽」「会話のテンポが合う」という感覚はとても大事ですが、これもやはり定量的に判断できるものではありません。

婚活では、条件だけでなく、こうした感覚的な部分も含めて判断していく必要があります。

だからこそ、「この人でいいのかな」「もっと合う人がいるんじゃないかな」と迷いやすくなるんです。

③ 完璧な人は存在しない

そして、結局のところ完璧な人はいません。

会う人それぞれに、いいところもあれば悪いところもあります。その足し算引き算で、結果的に比べていかないといけない。そして、その比べるという行為もまた、すごく感覚的なものです。

たとえば、

  • Aさんは見た目は好きだけど、性格がちょっと合わない
  • Bさんは見た目はそこまで好みじゃないけど、話がすごく合う

この2人を比べるのって、結構難しくないですか。

どちらも悪くない。でも、性格を取るのか、顔を取るのか。この判断がまた難しいんです。

さらに厄介なのは、この比較に「自分の中の重みづけ」が必要になることです。見た目と価値観、どちらをどれくらい重視するのか。それを自分でも把握できていないと、いつまでも決められません。

④ 出会える人数が増えたことで、逆に迷いやすくなった

ここからは、現代特有の事情です。

今は、比較がしやすくなりすぎたと思っています。

マッチングアプリもそうですし、結婚相談所もそうです。今は本当にいろいろな人に会える時代です。だから、すごく比較しやすくなりました。

一方で、いろいろな人と会えてしまうからこそ、さっき言った「基準と照らし合わせて判断する」ことが、逆にすごく難しくなっています。

昔は、自分の身の回りの人としか会えなかったと思います。限られた中で、しかも長い時間を一緒に過ごして、好きになって結婚する。お見合いなどを除けば、日常生活の中でそういう恋愛をしてきた人が多かったはずです。だから、あまり迷わなかったのではないかと思います。

一方で現代の僕たちは、マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティーと、出会いに溢れています。

会えるんだけど、どういう人がいいのかわからない。みんないいところもあるし、悪いところもある。だから比較が難しくなっている。

「選択肢が多いほど選びやすくなる」と思いがちですが、実際は逆です。選択肢が多すぎると、人は決められなくなります。

しかも「次にもっといい人がいるかもしれない」という気持ちが出てきます。この感覚があると、目の前の人と真剣に向き合いにくくなる。ここも現代の婚活の難しさだと思います。

⑤ SNSによって理想が高くなりやすい

もう一つ大きいのが、SNSの影響で理想が高くなりやすいことです。

今はSNSを開けば、キラキラした恋愛や結婚生活がたくさん目に入ってきます。

「こんな可愛い人と付き合っているんだ」「こんなかっこいい人と結婚しているんだ」「こんな素敵な夫婦生活を送っているんだ」といった投稿を見ていると、無意識のうちに自分の基準も上がってしまいます。

もちろん、理想を持つこと自体は悪いことではありません。

ただ、SNSに出てくるものは基本的に「見せたい部分」です。日常の大変な部分や、夫婦間の悩み、地味な生活の積み重ねまではなかなか見えません。

それなのに、キラキラした一部分だけを見て「自分もこういう相手じゃないと嫌だ」と思ってしまうと、現実の婚活とのギャップが大きくなります。

芸能人やインフルエンサーのような人たちと比べても、そもそも環境が違います。それでも日常的に見ていると、知らないうちに自分の基準に影響してしまうんですよね。

これも、婚活を難しくしている原因の一つだと思います。

婚活で迷わないために大事なこと

では、婚活を少しでも進めやすくするためにはどうすればいいのか。

大事なのは、自分の判断軸を持つことです。

ただし、最初から完璧な判断軸を作る必要はありません。むしろ最初から完璧に決めようとすると、動けなくなります。

まずは仮でいいので、「自分は何を大事にしたいのか」を整理することが大切です。

  • 一緒にいて安心できること
  • 金銭感覚が大きくズレていないこと
  • 結婚後の生活イメージが近いこと
  • 会話のテンポが合うこと
  • 相手に対して尊敬できる部分があること

こうした基準を一度言語化しておくと、会った後に振り返りやすくなります。

そして実際に人と会いながら、「やっぱり自分にはここが大事なんだな」「思っていたよりここは気にならないな」と修正していけばいいんです。

婚活の基準は、机の上で考えるだけではなかなか見えてきません。実際に会って、悩んで、振り返る中で少しずつ見えてくるものだと思います。

一人で抱え込みすぎないことも大事

もう一つ大事なのは、婚活を一人で抱え込みすぎないことです。

婚活は、自分の人生に関わる大事な選択です。だからこそ、どうしても主観が強くなります。

「この人でいいのかな」「自分の理想が高すぎるのかな」「逆に妥協しすぎていないかな」と、一人で考え続けると、どんどん分からなくなってしまいます。

そんなときは、信頼できる友人や、婚活経験のある人、結婚相談所であればカウンセラーなど、第三者の視点を入れることも大切です。

もちろん、最後に決めるのは自分です。

ただ、自分だけで考えていると見えなくなることもあります。人に話すことで、自分が本当は何に引っかかっているのか、何を大事にしたいのかが整理されることもあります。

婚活は一人で頑張るものだと思われがちですが、誰かに相談しながら進めた方が、メンタル的にも判断の精度的にも安定しやすいと思います

まとめ

婚活が難しい理由は、単に出会いがないからではありません。

結婚相手選びには明確な正解がなく、判断が感覚値になりやすく、完璧な人もいません。さらに今は出会いの数が増えたことで比較しやすくなり、SNSの影響で理想も上がりやすくなっています。

その中で断られる経験や、理由が分からないまま進まない経験も重なるので、婚活はどうしても難しく感じやすいんです。

だからこそ大切なのは、最初から完璧な正解を探そうとしすぎないこと。

まずは自分なりの判断軸を仮で作り、実際に人と会いながら少しずつ修正していく。そして一人で抱え込みすぎず、必要に応じて第三者の視点も取り入れる。

婚活は迷うのが当たり前です。難しいと感じるのも自然なことです。

ただ、難しい理由を整理できると、少し冷静に向き合えるようになります。焦らず、自分にとって大事なものを確認しながら進めていくことが、婚活ではとても大切だと思います。

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